佐賀大学経済学部 中西 一 の HP / 予算制度・財政再建・財政政策を専門とする

 
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2018年度アベノミクス研究(政策研究・政策提言)

現在の政権の経済政策「アベノミクス」は政権成立の2012年12月より6年が経過しようとしている。その当初の骨子は「3本の矢」財政政策・金融政策・成長戦略であり、短期の景気対策で当面の経済情勢をつなぎ、規制緩和等の成長戦略により持続的な成長軌道に乗せるはずであった。現実には、短期の景気対策の有効性の低さと高い代償、および経済成長戦略をめぐる誤った政権側(あるいは世論も含めて)の認識により大幅な軌道修正を余儀なくされつつある。その後アベノミクスver.2「1億総活躍政策」ver3.「人づくり革命」により、政権側の関心は福祉、教育政策に向かいつつある。持続的経済成長の制約となっていたのは有効需要政策の対象となったような需要の不足ではなく、供給制約、特に人手不足の問題であるとの認識が広がりつつあるからである。具体的な政策としても、働き方改革法、入管法改正(外国人労働者の受け入れ)、そして消費税増税使途の幼児教育・大学教育無償化への充当など、立法化や財政措置が進みつつある。このような中、本ゼミではここ数年、アベノミクスを研究対象とし、政府側が考えの及んでいない新たなアクションを「ワタシタチノミクス」として政策提言していくことを構想してきた。2018年度卒業生はこのアプローチの第2期生となる。ゼミの2年半の研究の成果をご覧いただきたい。

2018年度卒業中西ゼミ生リスト:(研究分野と氏名)

法人税改革:山口星奈 藤本梨紗子

教育政策:岡田雄仁 内藤智大 藤田一孝

労働政策:吉 時雨 佐藤響也 鳥越一平

女性の雇用と少子化対策:鵤友理 栗山瀬菜

 

アベノミクス研究イントロダクション

01:アベノミクス総合

02:特に労働政策

「ワタシタチノミクス」政策研究・政策提言

1:法人税改革

2:教育政策

3:労働政策とガバナンス

4:女性の働き方支援